【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)総会の特別会合は1日、閉幕した。新型コロナウイルスによる混乱の教訓から、次のパンデミック(世界的大流行)に備えてワクチンの公平な分配などを明文化する国際ルールの策定に向け、交渉の開始を宣言する合意文書を採択した。
 ただ、中国やロシアなど自国の裁量が制限されることを警戒する国もあり、ルールが法的拘束力を伴う条約の形でまとめられるかどうかは不透明だ。
 合意文書によると、パンデミック時の対応を定めた「条約や協定、あるいはその他の国際的合意書」の策定について、「全加盟国に開かれた政府間交渉機関」を設置。来年3月1日までに初回の会合を開く。
 日本や米国、欧州連合(EU)、ブラジル、アフリカ諸国などが、交渉機関の設置を提案した。 (C)時事通信社