【ワシントン時事】米政府は新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的流行を受け、国籍やワクチン接種状況にかかわらず、すべての米入国者に対し出国前1日以内の陰性証明提出を来週初めから義務付ける。米政府高官が1日、明らかにした。
 また、ワクチンや接種完了者が追加で打つ「ブースター」の啓発強化、自宅での簡易検査の無料化などの施策を拡充。冬季の感染再拡大に備え、空港やバスターミナル、公共交通機関内でのマスク着用義務期間を来年3月18日まで延長する。
 バイデン米大統領は米時間2日午後(日本時間3日午前)、演説を行い、こうした方針を発表する。
 一方、米政府内で一時検討された入国後1週間の隔離や、違反者への罰則制度の導入には踏み込まない。政府高官は、既に厳しい水際対策を実施していると指摘した上で「次の措置が必要となればちゅうちょしない」と語った。
 米国では1日、西部カリフォルニア州で初のオミクロン株感染者確認が明らかにされた。南アフリカから11月22日に米国に戻り、同29日に陽性が判明した。自宅隔離中で症状は軽く、ワクチンを2回接種していたが、ブースターは受けていなかったという。接触者は全員陰性だった。 (C)時事通信社