岸田文雄首相は6日午後の衆参両院本会議で、所信表明演説を行う。新型コロナウイルス禍の克服に向けた決意を強調。ワクチン・治療薬の迅速な薬事承認を可能にする法整備に取り組む姿勢を示す。次の感染症危機への備えとして、国産ワクチン・治療薬の開発、製造に5000億円を投資する考えも表明する見通しだ。
 新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の国内での感染確認を受け、首相は「最悪の事態を避ける」と水際対策の強化に理解を求めてきた。演説では「慎重過ぎるという批判は私が全て負う」と重ねて強調する構えだ。
 自身が掲げる「新しい資本主義」の説明にも力点を置き、若者や子育て家庭の所得の大幅増に言及する方針。経済安全保障関連法案の通常国会提出や、外交・安全保障の基本方針となる国家安保戦略の来年末改定も打ち出すとみられる。 (C)時事通信社