富山大学付属病院は、新型コロナウイルスをはじめとする感染症患者を診療するための外来トリアージ棟を整備した。感染症病床も2床新設。国や県の補助金を活用したもので、これまで仮設のプレハブで行ってきた機能を同棟に移行する。
 外来トリアージ棟では、感染症の疑いがある患者の検査と診察を一般患者や医療従事者とは完全に異なる動線で行うことができる。広く設計された待合スペースは、自然災害や大規模事故の発生時に治療の優先度を決める「トリアージ」を行うことも想定しており、通常時は会議や研修に活用する。
 また、2020年5月に県から第2種感染症指定医療機関に指定されたことを受け、従来の1床に加えて感染症病床を2床整備。既存の4人部屋を改修した個室は、医療従事者が着替えなどを行う前室を有し、体外式膜型人工肺(ECMO)や人工透析の機器などを置いても十分な広さと配線を確保した。
 同院の林篤志病院長は、「感染症診療がよりスムーズにできるようになったことを喜んでいる。第6波では十分に活用できる」と話した。 (C)時事通信社