【ロンドン時事】世界保健機関(WHO)は9日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」のアフリカでの感染状況に関する報告を発表した。オミクロン株の感染力の強さを警告する一方、同株を最初に報告した南アフリカの初期データで「感染しても重症化しにくい」傾向が示されたと指摘。この傾向が確実であれば「(危機を乗り越える)希望の兆し」(WHO)になり得る。
 報告によると、先週1週間のアフリカ全体の新規感染は10万7000件以上で、前週(約5万5000件)のほぼ倍。オミクロン株が急拡大する南アでの増加が主な要因という。
 一方、オミクロン株が広がり始めた11月中旬から12月初旬の期間、南ア各地の病院の集中治療室(ICU)占有率は6.3%。デルタ株による7月の感染ピーク時と比べて「非常に低い」(WHO)数値で、オミクロン株に感染しても軽症にとどまる可能性が示された。 (C)時事通信社