【メイフィールド時事】米南部を襲った竜巻による災害では、各地から続々と寄付や支援が集まった。家を失った被災者が身を寄せる避難所の運営者は「悲惨な災害の中にあって、多くの人が支援に立ち上がったことが唯一明るい点だ」と語った。
 甚大な被害に見舞われたケンタッキー州メイフィールドの南西約20キロにある町ウィンゴ。バプテスト教会が運営するコミュニティーセンターには、自宅が損壊するなどして行き場を失ったメイフィールドの住民130人ほどが一時避難した。
 同教会のアイク・マーフィー牧師は「簡易ベッドや毛布、食料などすべてが各地から届いた寄付で賄われている」と説明する。全国展開するファストフードチェーンや地元飲食店も食事を提供。人々が寝起きするホールの隅には、使い切れないほど集まった毛布が積み上げられていた。
 ただ、簡易ベッドが所狭しと並べられる避難所で、新型コロナウイルスの感染が広がる恐れもある。マーフィー牧師は「今は新型コロナより寝起きする場所を確保する方が優先度が高い」と話すが、感染症から被災者をどう守るかも行政の大きな課題になりそうだ。 (C)時事通信社