ホテルやカフェで優雅に紅茶やお菓子を味わう「ヌン活」が女性を中心に人気を博している。ヌン活は、英国発祥の「アフタヌーンティー」を元にした造語。コロナ禍で飲み会やディナーを楽しむ機会が減る中、気心の知れた友人などとゆったりと一息つける時間として注目される。写真映えするティーセットやカラフルなお菓子も、女性の心をつかんでいる。
 中世の英国を模した研修・宿泊施設「ブリティッシュヒルズ」(福島県天栄村)は、コロナ禍で海外旅行が難しい中、「東京から約2時間で行ける英国」として好評。ティールームでは時間制限がなく、英国式の本格的な紅茶やサンドイッチが1人2600円から楽しめる。運営する神田外語グループによると「2、3人で楽しむ女性客が多い」といい、12月下旬からは宿泊客向けに茶葉のブレンド講座付きプランを始める予定だ。
 訪日外国人客が蒸発して苦境に立つホテルでも、ヌン活は盛況だ。ラウンジでアフタヌーンティーを提供する京王プラザホテル(東京)では、「週末を中心に満席となることも多い」(広報)という。12月から来年1月までは、化粧品ブランド「ロクシタン」と連携したギフト付きプラン(6500円)を提供する。
 米ホテル大手のヒルトンが東京や大阪などで提供するのは、自宅でもヌン活が楽しめるサービス。スイーツなどが専用ボックスに入ったティーバッグ付きの持ち帰りセットを販売している。
 ロンドン名物の真っ赤な2階建てバスで紅茶を楽しむ変わり種も登場した。クルージングバス事業を手掛けるアップスター(東京)は、紅茶とスコーンを堪能しながら東京の街を1時間かけて回るプラン(大人4000円、子ども500円)を提供。12月いっぱい実施予定という。 (C)時事通信社