【ワシントン時事】米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は19日、CNNテレビのインタビューで、米国の新型コロナウイルスの新規感染者が今後数週間で記録的な数に上るとの見通しを示した。新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大のスピードが「桁外れだ」とも指摘し、現在主流のデルタ株に取って代わるのはほぼ間違いないと語った。
 ファウチ氏は「不幸にも米国は記録的な新規感染者数を目撃することになるだろう」と予想。「ワクチン接種率が低い一部地域では医療が逼迫(ひっぱく)する」と懸念を示すとともに、「冬が深まるにつれ、厳しい数週間、数カ月になる」と警告した。
 国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長もCBSニュースのインタビューで、今後数週間で新規感染が急増し、1日当たり100万人に達する恐れがあると指摘。「問題なのは、その100万人が入院治療を必要とするほど重症化するかどうかだ。今はただ息を殺し、どこまで深刻な状況になるかを注視している」と述べた。 (C)時事通信社