新型コロナウイルス対策で政府が調達した「アベノマスク」など布マスクについて、厚生労働省は22日、配り切れなかった約8000万枚が山積みとなった倉庫内を公開した。高額な保管料が問題視され、マスクは年度内に廃棄される見通し。
 政府は不織布マスクが品薄だった昨年3月以降、約2億9000万枚の布マスクを調達。うち介護施設や妊婦らに配布予定だった約7700万枚と、「アベノマスク」と呼ばれた全世帯向けのマスク約400万枚が余り、10月末時点で計約8130万枚が東京近郊の倉庫に保管されている。
 広さ約4800平方メートルの倉庫には、「介護向け」「全戸向け」などの紙が張られた段ボール約10万箱が所狭しと並んでいた。数十個単位で梱包(こんぽう)された箱が、5メートル以上ある天井近くまで積まれていたエリアもあった。 (C)時事通信社