林芳正外相は22日、米軍キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町など)で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、ラップ在日米軍司令官に電話で水際対策の改善を求めた。ラップ氏は、日本側の検疫を受けない米軍人やその家族全員に、日本入国前のPCR検査を実施する方針を伝えた。
 日米地位協定では、軍用機などで米軍基地に直接到着する米軍人や家族などの検疫は米側の運用に委ねられる。これまで日本到着に際した出国前検査はワクチン未接種者に限られていた。
 入国後の検査も3~5日後に行われるのみだったが、ラップ氏は追加的措置を検討する意向を示した。10日間だった入国後の行動制限も、日本国内の水際措置と同様に14日間に拡大する。
 林氏は、キャンプ・ハンセン所属の米兵が酒気帯び運転で逮捕されたことについて、綱紀粛正を申し入れた。 (C)時事通信社