【ロンドン時事】新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が猛威を振るう英国で22日、1日当たりの新規感染者数が10万6100人以上に達した。10万人を超えたのはパンデミック(世界的大流行)が始まって以降で初めて。同株の感染力の強さとスピードが改めて示された。
 21日が約9万600人で、1日で1万5000人以上増えた。17日に過去最多の9万3000人を記録して以降、急激な増加が見られなかったことから、「感染は頭打ちになった」との見方も一部で出ていたが、「(収束への)期待を打ちのめす」(英メディア)結果となった。一方、22日の死者数は140人で、前日より30人余り減った。
 ジョンソン首相は21日、管轄するイングランドに関し、クリスマス前に感染防止の新規制導入は行わないと発表したばかり。クリスマス後の方針は明確でないが、感染増を受けて規制強化を促す声が強まる可能性がある。スコットランドやウェールズなど地方の各自治政府は、交流人数の制限など新たな措置を相次いで打ち出している。 (C)時事通信社