東京都は23日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。出席した専門家は、新たな変異株「オミクロン株」について「海外渡航歴のない陽性者の発生も危惧される」(都医師会の猪口正孝副会長)などと指摘。市中感染や拡大に備えた医療体制の強化を訴えた。
 会議では、22日時点の7日間平均の新規陽性者数が28.3人(前週18.9人)、入院患者数が155人(同80人)と増加傾向にあることや、12月に入り繁華街の夜間滞留人口が急増していることが報告された。
 東北医科薬科大の賀来満夫特任教授は「年末年始の人の移動などで、今後オミクロン株による急速な感染拡大の可能性がある」と警戒を促した。会議では、入院医療や宿泊療養施設の確保など体制強化を求める意見が出た。 (C)時事通信社