財務省は24日、2022年度の国債発行計画を発表した。発行総額は215兆380億円で、21年度当初計画の236兆82億円から減額する。当初段階での減額は3年ぶり。新型コロナウイルス流行で落ち込んだ企業業績の回復などによる税収増を想定し、一般会計予算の財源不足を補う新規国債を2年ぶりに圧縮する。
 新規国債は前年度から6兆6710億円減額し36兆9260億円。このうちインフラ整備などに充てる建設国債は6兆2510億円、赤字国債は30兆6750億円で、いずれも減少する。税収などを含めた一般会計の歳入全体に占める国債発行の割合(国債依存度)は34.3%で、6.6ポイント低下する。
 財政投融資事業の財源となる財投債は25兆円で、過去最大だった前年度から20兆円減額。東日本大震災からの復興費用を賄う復興債は467億円減の1716億円となる。
 一方、過去に発行した国債の償還に充てる借換債は5兆7474億円増の152兆9404億円で、全体の7割を占める。経済対策の財源分など、過去に発行した国債の借り換えが増える。 (C)時事通信社