【シドニー時事】オーストラリア政府は24日、新型コロナウイルスのワクチン追加接種に関し、通常接種の完了からの間隔を3カ月へ段階的に短縮する方針を発表した。国内で感染が広がる新たな変異株「オミクロン株」に対する防御力が、3回目に相当する追加接種で高まる公算が大きいと判断。オミクロン株にはロックダウン(都市封鎖)など厳しい制限措置ではなく、追加接種の強化で乗り切る構えだ。
 豪州では16歳以上で通常接種を終えた人が9割を突破しているが、1日当たりの感染者が過去最多の水準に増えてきた。オミクロン株の影響とみられている。
 政府はオミクロン株による入院や集中治療室(ICU)利用、死亡のリスクについて「デルタ株やそれ以外の変異株よりもはるかに低い」と分析している。しかし、このまま感染者が増え続ければ、いずれ医療を圧迫する恐れは十分にある。 (C)時事通信社