自動車大手8社が24日発表した11月の国内生産台数の合計は、前年同月比4.7%減の約71万台だった。半導体不足に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う東南アジアからの部品調達難が続き、4カ月連続で前年を下回った。ただ、4割減だった10月に比べ減少幅は縮小し、部品不足の影響は和らいだとみられる。
 5社がマイナスで、日産自動車が23.6%減と最も減少幅が大きかった。米国向けのスポーツ用多目的車(SUV)を中心に落ち込んだ。
 トヨタ自動車は、グループ傘下の工場での生産調整などで7.9%減。海外生産と合わせた世界生産は約82万台と前年並みだったが、当初計画の100万台レベルを大きく下回った。
 ただ、マイナスだったメーカーでも減少幅は小さくなり、各社の生産状況については「回復傾向にある」(トヨタ)との見方が多い。ダイハツ工業とホンダは増加に転じた。
 8社合計の海外生産は7.8%減の約149万台、世界生産は6.8%減の約220万台だった。 (C)時事通信社