来年度(2022年4月~23年3月)にがん検診の受診を控えたいと考える人が23.6%に上ることが25日、医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(東京都千代田区)のインターネット調査で分かった。これまで受診していない理由として、体の変調がないことのほか、新型コロナウイルスの感染リスクを挙げる人もいた。
 コロナ流行下のがん検診減少は、がんの見過ごしが増えるとして深刻な問題になっている。同社は「検診は重要な予防医療で、早期発見は治療の選択肢を広げる可能性がある。調査結果が適切な受診について考えるきっかけになれば」と指摘する。
 同社は11月、全国の20~79歳の男女に調査を実施。1万5000人分の回答を分析した。その結果、来年度のがん検診受診について、「控えたい」は11.3%、「やや控えたい」は12.3%で計23.6%に上った。同趣旨の質問に対し、20年の回答はそれぞれ14.0%、19.9%で計33.9%。受診控えの傾向は改善された。
 受診していない理由(複数回答)としては、例えば胃がんでは、「体の変調を感じない」(18.9%)や「健康状態に不安はなく必要性を感じない」(15.6%)のほか、「コロナ感染のリスクがある」(8.8%)などが挙がった。肺がんや大腸がんなどでも、受診控えの理由は同様の傾向だった。 (C)時事通信社