塩野義製薬は27日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の臨床試験(治験)をベトナムで開始したと発表した。偽薬と比較する方法で、対象は18歳以上の男女最大1万人。ベトナム以外でもフィリピンなど東南アジアを中心に実施し、計約5万人規模を予定している。塩野義は来年3月までの承認申請を目指す。 
 今回始めた偽薬と比較する治験のほか、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量を他社製ワクチンと比較する方法の最終治験も来年1月、国内外で始める計画だ。
 塩野義はベトナムにコロナワクチンの製造技術を供与することで同国政府と基本合意している。(C)時事通信社