【ニューヨーク時事】米金融大手ゴールドマン・サックスは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、出社する従業員にワクチンの追加接種を義務付ける。米ブルームバーグ通信が27日伝えた。米金融大手の一部は出社再開を進めているが、変異株の広がりが逆風になりそうだ。
 それによると、オフィスに入る社員らを対象に来年2月から追加接種を義務付ける。これに先立ち、従業員にはコロナ検査の受診を従来の週1回から2回に増やすことを求め、感染予防対策を強化する。
 米金融界では、ゴールドマンとJPモルガン・チェースが「社員教育の機会が失われる」(ゴールドマンのソロモン最高経営責任者=CEO=)などと在宅勤務に否定的で、出社再開を積極的に進めてきた。報道によると、JPモルガンも今月、出社する従業員にコロナ検査を受けるよう要請した。
 一方、シティグループは今月、ニューヨーク市周辺の従業員に対し、年末は在宅勤務を可能にすると伝えた。モルガン・スタンレーは、社内で多数が参加する会議を制限し、オフィスでは原則マスク着用を求めているという。 (C)時事通信社