【モスクワ時事】ロイター通信は30日、ロシア統計局と自社の集計を基に、ロシアの新型コロナウイルスによる死者数が65万人を超え、ブラジルを抜いて世界2番目になったと報じた。国際的な集計で使われているロシア政府対策本部発表の死者数は30万人超だが、統計局と対策本部の死者数の乖離(かいり)は以前から批判されている。
 ロシア政府はこれまで、対策本部は死因が明らかにコロナであるケースだけを死者数に計上していると説明している。
 ロシアは国民の間で国産ワクチンへの不信感が根強く、秋以降に感染が再拡大。統計局の発表によれば、11月はコロナが直接の原因で死亡した人が約7万1000人、死因との因果関係が不明なケースなども含めると、コロナに感染して死亡した人の数は8万7000人以上だった。
 世界でコロナの死者数が最も多いのは米国の82万人超だが、ロイターは、米国の人口はロシアの2倍以上だと指摘している。 (C)時事通信社