岸田文雄首相は4日の記者会見で、17日召集予定の通常国会前の外遊を見送ることを明らかにした。米国、オーストラリアへの訪問を検討していたが、国内外での新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、「国内のコロナ対策に万全を期すため、行わないこととした」と語った。
 首相はバイデン米大統領との会談のため早期訪米に意欲を示してきたが、調整は難航。代わりに、豪州訪問を探っていた。今月開催予定だった核拡散防止条約(NPT)再検討会議出席のための訪米案も浮上していたが、昨年末に見送りを表明していた。
 首相は会見で、「今年は対面での首脳外交を積極的に進める」と強調。NPT再検討会議の延期に関しては「被爆地広島出身の首相として、核兵器のない世界の実現に向け引き続き全力を注ぐ」と述べた。 (C)時事通信社