塩野義製薬は5日、開発中の新型コロナウイルスの経口治療薬について、昨年中の実施を目指していた承認申請を見送ったと発表した。国内の感染者数が減少し、臨床試験(治験)の被験者を確保できず遅れているため。今後は韓国など海外でも実施し、早期の承認申請を目指す。
 塩野義は昨年9月に国内の宿泊療養者らを対象に最終治験を始めた。治験完了前に、中間段階のデータなどを用いて厚生労働省に製造販売承認を申請する方法も目指しており、承認されれば初の国産コロナ治療薬になるという。 (C)時事通信社