東京都の小池百合子知事は5日、時事通信のインタビューに応じた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の拡大について、「敵が変わるわけだから、フォーメーション(布陣)や武器を普通変える」と強調。デルタ株を前提とした現在の感染状況の指標や対策について「修正が必要な部分はできるだけ早く国としての指針を示してほしい」と見直しを求めた。
 現行の国の指標は、医療提供体制に着目した「レベル0~4」の分類になっており、都道府県はこれを目安に確保病床数や経済活動の制限といった対策のレベルを設定している。
 小池氏は「デルタ株とオミクロン株は特徴が違うと言われる」と指摘。岸田文雄首相がオミクロン株陽性者の全員入院を見直す考えを示したことにも触れ、自宅療養活用の考え方などについて国が早期に方針を示すよう求めた。
 2022年の都政のキーワードに「光」を挙げ、住宅への太陽光発電設備設置について「徹底して義務化していきたい」と表明。都営住宅や警察署などの都有施設の屋上を活用したパネルの設置拡大にも取り組む考えを示した。
 今夏の参院選では、地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向け結党した「ファーストの会」が候補擁立の考えを示している。都民ファの特別顧問を務める小池氏は、自身の参院選への関与について「ファーストの会に聞いていただければ」と述べるにとどめた。 (C)時事通信社