岸田文雄首相は11日、全国知事会の平井伸治会長(鳥取県知事)らと新型コロナウイルス対策をめぐりテレビ会議で意見交換した。首相は、高齢者への3回目のワクチン接種に関し、「ペースアップを強く要請する」と述べ、自治体側に大規模会場の設置を含む体制強化を要請。接種加速へ国と地方が連携して対応する方針で一致した。
 首相は、変異株「オミクロン株」の感染が急拡大する中、在宅・宿泊療養に対応する地域の医療機関数が全国で1万6000に上ったとして、「計画を3割上回る体制を準備することができた」と強調。その上で、各自治体で医療機関の稼働状況を公開するなど、国民に広く発信するよう求めた。
 一方、知事会は国に対し、オミクロン株の濃厚接触者の隔離が長期間に及ぶと、公共交通機関など社会機能の維持に必要な事業者の業務に影響が出る恐れがあるとして、14日間の隔離期間を短縮するよう要請。オミクロン株に関する知見の提示や、在日米軍基地での感染に関する迅速な情報提供なども求めた。 (C)時事通信社