【ロンドン時事】新型コロナウイルス対策で英全土がロックダウン(都市封鎖)下に置かれていた2020年5月、ロンドンの首相官邸の庭で職員ら100人以上を招いてパーティーが開かれた疑いが浮上し、ジョンソン首相が批判の矢面に立たされている。警察も動きだしており、情勢次第で首相が責任を問われる可能性もある。
 官邸をめぐっては、規制中の20年末にクリスマスパーティーが催された疑いなど、これまでに複数の規制違反疑惑が発覚している。
 民放テレビが入手した首相秘書官の20年5月20日の招待メールには「社会的距離を保った飲み会を官邸の庭で今晩開きます。アルコール持参でご参加ください!」と書かれていた。メールは官邸スタッフら100人以上に送られ、実際に来たのは30~40人だが、首相とキャリー夫人(当時は婚約者)も参加したとされる。
 ロンドン警視庁は、声明で「規制違反の疑いを示す報道」を受けて政府側に問い合わせを行っていると表明。野党からは「明白な規制違反だ。(捜査で)真相が明らかになれば、責任者は法によって処されるべきだ」と迫る声も上がる。官邸は疑惑に関し、直接のコメントを避けている。 (C)時事通信社