コンビニエンスストアや百貨店を含む小売り大手6社の2021年3~11月期連結決算が13日、出そろった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が和らぎ、全社の純損益が改善した。ただ、イオンと高島屋は赤字から抜け出せなかった。
 イオンは緊急事態宣言の長期化で、総合スーパーの衣料などが伸び悩んで回復が遅れた。セブン&アイ・ホールディングスは、米社の事業買収で拡大した海外コンビニ事業がけん引し、純利益が過去最高を更新した。
 「巣ごもり消費」で冷凍食品が好調だったローソンも純利益が倍増。ファミリーマートは台湾法人が連結対象から外れて減収となったが、創立40周年企画などが好調で黒字に転換した。
 百貨店では、緊急事態宣言の影響が大きかった高島屋で赤字が続いた。大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングは黒字に転換。不動産・金融事業が下支えとなった。
 足元のコロナ感染急拡大で、各社は業績の先行きに懸念を示しているが、現時点では「以前のように急激に客足が鈍っているわけではない」(ファミマ幹部)との声も聞かれた。 (C)時事通信社