【パリ時事】フランスの教職員らが13日、政府が定めた学校での新型コロナウイルス感染防止規制をめぐる混乱に抗議し、全国的なストライキを行った。仏メディアによれば、参加する教職員は全体の75%に上り、全国の幼稚園や小中高校の約半数が閉鎖。教職員労組は仏メディアに「言葉では言い表せない混乱が生じている」とストの正当性を訴えている。
 カステックス首相は10日、仏テレビに出演し、学校内でコロナ感染者が出て、児童・生徒らが濃厚接触者と判断された場合の対応策を明らかにした。それによると、これまでは保護者らが直ちに学校へ迎えに行き、薬局などで抗原検査かPCR検査を受けさせる必要があったが、今後は生徒らが授業を最後まで受けた上で、自宅でもできるセルフ検査をすればよくなった。
 仏では12日、1日当たりの新規感染者数が36万人を超えた。1日に約150万人が抗原検査かPCR検査を受けており、検査場には長蛇の列ができている。首相が発表した新たな措置は、検査場職員と保護者の負担軽減が目的だったが、教職員からは「われわれの安全が軽視されている」「規制が頻繁に変更されて困惑している」と不満が噴出した。 (C)時事通信社