大学入学共通テストは16日、数学と理科を実施し、2日間の日程を終えた。トンガ諸島付近での海底火山爆発による津波警報発令に伴い、岩手県立大宮古短期大学部(岩手県宮古市)の試験場は2日目のテストを全て中止。津波の影響で電車が遅れ、宮城、千葉両県の3試験場では開始時間を最大71分繰り下げた。
 大学入試センターは、避難指示などを理由に受験できなかった場合は、追試験の受験申請を受け付けると決定。希望者は17日午後5時までに申し出るよう呼び掛けた。追試験は各都道府県1会場で行われ、中止となった宮古市の試験場での再試験とともに、30日に実施される。
 三重県の試験場で、1日目の国語の時間にスマートフォンを脚の間に挟んでいたとして、受験生1人が失格となった。外部への問題の流出は確認できていないという。このほか、他の受験生の答案をのぞき込んだなどとして2人が失格となった。
 共通テストには約53万人が志願したが、受験者は最も多い英語リーディングなど外国語で約48万人だった。
 共通テスト会場の東京大弥生キャンパス付近で15日朝、受験生ら3人が切り付けられた事件を受け、各会場は警備体制を強化。1日目に続き、新型コロナウイルス感染防止策も徹底された。
 1日目は地理歴史・公民と国語、外国語(英語リスニングを含む)が実施された。平均点の中間発表は19日。地理歴史・公民と理科の特定科目間で、平均点に20点以上の差が出た場合に行う得点調整の有無は21日に発表される予定。 (C)時事通信社