岸田文雄首相は17日の衆院本会議で、就任後初の施政方針演説に臨む。首相は新型コロナウイルスの克服に全力を挙げる考えを表明。脱炭素社会の実現に向けた取り組みを成長の柱に位置付ける意向も明らかにする見通しだ。
 首相は昨夏の「第5波」の経験を踏まえ、病床逼迫(ひっぱく)の回避に注力する意向を強調。変異株「オミクロン株」による感染拡大への対応として、軽症者向けの自宅療養の強化や3回目のワクチン接種前倒しに言及するとみられる。
 6月をめどにこれまでのコロナ対応を検証し、強制力のある病床確保、司令塔機能の強化など、今後を見据えた対応策をまとめる考えも打ち出す方向だ。
 自ら掲げる看板政策の「新しい資本主義」については、具体的な取り組みが経済再生の要になるとみており、実行計画の取りまとめに向けた意欲を示すとみられる。 (C)時事通信社