新型コロナウイルス感染症について、昨年夏の第5波で入院した患者のうち重症者の占める割合が3%だったことが18日、国立国際医療研究センターの分析で分かった。昨年春の第4波の半分近くに減っており、同センターはワクチン接種の進展が要因とみている。
 同センターは、昨年12月4日までに全国の医療機関から登録された約4万9000人分のデータを分析した。その結果、入院患者に占める重症者の割合は第4波(昨年4~6月)が5.4%だったが、第5波(同7~10月)では3.0%に減少した。中等症患者が占める割合も44.3%から37.1%に改善した。
 同センターは「(デルタ株主流の)第5波は感染者数が最多だったが、高齢者へのワクチン接種が進み、重症者割合が低下した」と指摘。現在はワクチン効果が低下した恐れがあるオミクロン株が主流だが、調査を担当した松永展明室長は「重症化予防のためにもワクチンの追加接種が重要だ」と強調した。 (C)時事通信社