建設現場でのアスベスト(石綿)で健康被害を受けた人のうち、国などに損害賠償訴訟を起こしていない被害者らを救済する給付金法が19日、施行された。
 同法によると、石綿肺や肺がんなどにかかった人は550万~1150万円、亡くなった人は遺族に最大1300万円が支給される。
 対象になるのは、1972年10月~75年9月に石綿の吹き付け作業に当たったか、75年10月~2004年9月に一定の屋内作業に従事し、石綿関連の健康被害があった労働者ら。医師の診断日などから20年以内に請求できる。
 建設石綿被害をめぐっては、最高裁が昨年5月、国と一部メーカーの賠償責任を認定。未提訴者にも損害の迅速な賠償を図ることを目的に、給付金法が6月、成立した。 (C)時事通信社