【ロンドン時事】ジョンソン英首相は19日、下院で演説し、イングランドで実施されている新型コロナウイルス関連規制の大半を解除すると発表した。感染者に義務付けている自主隔離は維持するが、3月にもこれを廃止したい考えも示唆した。変異株「オミクロン株」の拡散を受けて規制を強化したが、ワクチンの追加接種が進んだことで緩和するという。
 20日から段階的に、公共交通機関や学校などでのマスク着用義務を廃止するほか、ナイトクラブ入店時のワクチン接種証明の提示をなくす。在宅勤務の推奨も打ち切る。
 ジョンソン氏はその上で、「インフルエンザに感染しても隔離する義務がないように、新型コロナの自主隔離の義務を完全に取り除く時が近く来るだろう」と表明。3月24日に期限を迎える自主隔離の現行規制について、「その時点で更新しないことを強く望む」と語った。
 具体的には、感染者に少なくとも5日間の自主隔離を義務付けている現行の規制をやめ、他人への配慮や注意を促す勧告や指針に置き換える案を示した。
 19日の新型コロナの1日当たりの新規感染者数は約10万8000人で、ピーク時の半分以下に減少した。ただ、医療機関への負荷はなお続いており、解除は時期尚早だとの声も一部に出ている。 (C)時事通信社