【ロンドン時事】新型コロナウイルス対策の規制中に英首相官邸でパーティーが行われた一連の疑惑をめぐり、ジョンソン首相に対する辞任圧力がこれまでになく強まっている。
 19日の下院質疑では、野党のみならず与党保守党からも首相への不満が爆発。保守党の重鎮デービス議員は「頼むから去ってくれ」と辞任を強く迫った。
 欧州連合(EU)離脱相として首相を支えたデービス議員は、「リーダーたる者は行動の責任を背負わなくてはならない。ジョンソン氏は反対のことをした」と指摘。近しい身内から上がった厳しい批判に首相は「何を言っているのか分からない」とうろたえ、「全ての責任を取ると既に言ったはずだ」と「言い訳」に終始した。
 反首相の動きはほかにも顕著で、下院質疑の直前には、首相に反発する保守党議員の一人が野党労働党へくら替えを表明。党首(首相)の不信任投票を求める与党議員も日に日に増えており、報道によれば、これまでに20人程度が投票実施へ手続きを行った。党内では不信任を目指す「総意」ができつつあるとも言われ、近く投票に必要な規定人数の54人に達するとの臆測も出ている。 (C)時事通信社