【ベルリン時事】オーストリア国民議会(下院)は20日、妊婦などを除く18歳以上の全成人に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける法案を可決した。連邦議会(上院)の承認を経て、2月初めに施行される見通し。3月半ばから警察官が路上などで取り締まりを始め、違反者は最大3600ユーロ(約46万円)の罰金が科される。
 欧州連合(EU)では、ドイツやフランスなどが飲食店入店時に接種証明を求め、イタリアやギリシャが中高年に接種を義務付けているが、全成人への義務化はオーストリアが初。一方、接種すれば1割の確率で飲食店などで使える500ユーロ(約6万5000円)のクーポン券が当たる措置も導入し、アメとムチで接種率向上を目指す。
 取り締まりで接種証明を提示できなかった未接種者は、2週間以内に接種をしないと罰金を科される。罰金額は所得などに応じ変動する。妊婦や医学的な理由で接種できない人のほか、感染から6カ月以内の人は免除される。 (C)時事通信社