【北京時事】中国陝西省の省都・西安市は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため市民に課していた移動制限を全て解除し、生産活動や生活を正常化すると発表した。これにより先月23日に事実上始まった人口約1300万人の大都市のロックダウン(都市封鎖)は1カ月ぶりに解除された。
 先月9日以降の西安の市中感染者は2000人余り。感染の連鎖を断つ国の「ゼロコロナ」政策の下、市当局は都市封鎖に踏み切った。しかし、封鎖中に病院で受診を拒否された妊婦が死産する悲惨な事故が起きるなど市民の不満が高まっていた。今月21日から新規感染者ゼロが続くものの、封鎖解除は当初予想より大幅に前倒しされた。
 一方、中国国内では、河南省の一部や天津市などで移動制限が続くほか、来月4日に冬季五輪開幕を控える首都・北京市でも感染が拡大し、今月15日以降の市中感染者は50人を超えた。市は23日、風邪薬や解熱剤を購入した市民に72時間以内のPCR検査を義務付けるなど警戒を強めている。 (C)時事通信社