日本百貨店協会は25日、2021年の全国百貨店売上高が既存店ベースで前年比5.8%増と、4年ぶりに増加したと発表した。ただ、コロナ禍前の19年比では21.5%減と落ち込みは大きい。一方、日本チェーンストア協会が同日発表したスーパー売上高は、「巣ごもり需要」を取り込んで2.3%増と2年連続のプラスとなり、明暗が分かれる形となった。
 21年の百貨店の全店売上高は4兆4182億円。高級ブランド品や宝飾品の販売が好調で、19年比で前年よりマイナス幅が改善した。しかし時短営業や度重なる緊急事態宣言の発令で、客足はコロナ禍前まで戻らなかった。訪日外国人客需要がほぼ消失したことも大きい。
 スーパーの売上高は13兆2134億円。前年に引き続き、外食を控えて自宅で食事をする消費者が多く、食料品が好調だった。 (C)時事通信社