【ニューヨーク時事】米ニューヨーク市のアダムズ市長は30日、新型コロナウイルス感染者を対象に、飲み薬を無料で自宅に即日配送するサービスを始めると発表した。供給量に限りがあるため、免疫が低下している人や高齢者ら重症化リスクの高い市民を優先するという。
 提供されるのは、食品医薬品局(FDA)が承認した米ファイザー製の経口治療薬「パクスロビド」と米メルク製の「モルヌピラビル」で、申し込みには処方箋が必要。市は、体調の異変を感じた場合は速やかに検査を受け、陽性の場合はかかりつけ医か市の窓口に連絡し、自分が配送の対象になるか確認するよう呼び掛けた。
 アダムズ氏は記者会見で「新型コロナにかかった人が市内を移動しなくて済むようにしたい」と強調。ニューヨーク州の統計によると、今月上旬に連日4万人を超えていたニューヨーク市の新規感染者数は、29日には3050人にまで減少している。 (C)時事通信社