岸田文雄首相は31日、東京・大手町の合同庁舎を訪れ、自衛隊が運営を再開した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を視察した。この後、記者団の取材に応じ、遅れが指摘される3回目接種について「全国の97%の自治体が2月末までに希望する高齢者への接種を完了する見込みだ。今後どんどんペースアップしていく」と強調した。
 首相は、高齢者以外の一般の人についても、予約枠に空きがあれば、接種を進めるよう自治体に要請する考えを表明。その上で、国民に対して「接種券が届いたらスピード優先で3回目接種を受けてもらうようお願いしたい」と呼び掛けた。
 同会場では、3回目接種を受ける全国の18歳以上を対象に、米モデルナ製のワクチンを使用する。
 自衛隊の大規模接種は昨年5月から東京、大阪の2カ所で実施。11月末に終了したが、変異株「オミクロン株」による感染再拡大で再開が決まった。大阪会場も2月7日の接種スタートを予定しており、3回目接種の加速につなげたい考えだ。 (C)時事通信社