【シドニー時事】南太平洋トンガからの報道によると、フアカバメイリク同国首相は1日夜に記者会見し、首都ヌクアロファで2人の新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたとして、2日午後6時(日本時間同日午後2時)から全土でロックダウン(都市封鎖)に入ると発表した。トンガは1月15日に海底火山噴火と津波に襲われ大きな被害を受けたが、人々の行動が制限されることで復旧・復興が遅れる可能性もありそうだ。
 これまでトンガのコロナ感染者は入国時に確認された1人だけだった。地元メディアは「初めての市中感染」と報じた。
 報道によれば、2人は外国からの支援物資が到着する首都の港で働いている。定期的な感染監視の一環として50人に新型コロナの検査を実施し、陽性反応が出た2人とその家族が隔離された。トンガでは12歳以上の接種完了者は80%を超えている。
 トンガは災害後に日本やオーストラリア、ニュージーランドなどから支援物資を受け取っている。2020年3月から水際対策を講じているトンガはウイルスが国内に侵入することを警戒し、物資を「非接触」で受け入れている。1月の災害では3人が亡くなった。 (C)時事通信社