アイシン=2021年4~12月期の連結決算は増収増益で、純利益は過去最高だった。新型コロナウイルス禍や半導体不足による自動車メーカーの減産が響いたが、コロナ禍が直撃した前年の反動でトランスミッション(変速機)などの販売が拡大。車メーカーの生産調整への対応強化や構造改革、円安効果もあり、収益を大きく伸ばした。主力の自動変速機(AT)の販売台数は11.2%増の696万台。 
 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。伊藤慎太郎副社長は記者会見で「半導体不足やコロナによる車両減産の影響はありそうだが、収益改善の積み増しと、円安傾向が続くということで予想を据え置いた」と指摘。車の減産については「(需要)水準そのものは減産があっても高水準だ。車メーカーは第4四半期(22年1~3月期)もできれば挽回したいという思いが強いので、部品メーカーとしても貢献したい」と話した。
 ただ、ATの通期の販売台数の見通しは960万台(従来予想980万台)に下方修正した。(C)時事通信社