厚生労働省は3日、児童相談所で虐待などに対応する職員らの資質を向上させるため、新たな資格を2024年4月に創設する方針を決めた。名称は「子ども家庭福祉ソーシャルワーカー」(仮称)で、児童福祉法の見直しを議論する社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の専門委員会で同日、了承された。政府は3月中にも改正案を閣議決定し、開会中の通常国会へ提出する。
 全国の虐待相談件数は年々増加する一方、対応に当たる児童福祉司の半数が勤続3年未満と経験が浅いことが課題となっている。新資格は、2年の実務経験がある社会福祉士や4年の実務経験がある保育士らが取得できる。国の基準を満たした民間団体の研修や試験を受けることが条件。今後、厚労省は新資格の名称や、研修と試験の内容など制度の詳細を詰める。 (C)時事通信社