2019年の秋場所中に引退し、年寄「中村」を襲名した元関脇嘉風(39)=本名大西雅継、大分県出身、尾車部屋=の引退披露大相撲が5日、東京・両国国技館で行われ、断髪式には元横綱稀勢の里の二所ノ関親方ら約250人が参加した。
 師匠の尾車親方(元大関琴風)の止めばさみで大いちょうを切り落とされると、「やっと親方になったなという気がした」という。部屋の閉鎖に伴って7日付で二所ノ関部屋に転属。「わくわくするような力士を育てたい」と抱負を述べた。
 相撲界では新型コロナウイルスの陽性者が相次ぎ、この日の取組に加わった関取衆は26人だけ。三役以上の力士は全員欠席した。日本相撲協会で事業部長を務める尾車親方は「初場所が終わって気の緩みがあったのか、多くの感染者が出てしまった」と来場者にわびた。 (C)時事通信社