京都市の壬生寺で、国の重要無形民俗文化財「壬生狂言」の演目「節分」が2年ぶりに上演された。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となったが、今年は上演回数や観客数を減らしてのお披露目となった。
 壬生狂言は鎌倉時代に始まった伝統芸能で、笛などに合わせて無言で演じる。「節分」は、夫を亡くした女性が人間に扮(ふん)した鬼に誘惑され襲われそうになるが、豆をまいて退散させる内容。勤勉に生きる大切さを説く意味が込められている。終演後、客席からは拍手が起こった。
 境内では、参詣者が素焼きの皿の「炮烙(ほうらく)」に、家族の年齢や願い事などを書いて奉納する姿も。この炮烙は春の狂言時に割られる。 (C)時事通信社