熊本市の慈恵病院が独自に取り組む「内密出産」によって生まれた子どもの出生届の扱いについて、熊本地方法務局は10日、母親の名前を書かずに提出することが刑法に抵触するかどうかは、捜査機関が個別に判断すべきだとして、「回答いたしかねる」と病院側に伝えた。病院は14日に母親の代わりに出生届を出す方針だったが、提出を保留するという。
 蓮田健院長が明らかにした。一方で法務局は、出生届の提出がなくても市長の職権で戸籍に記載できるとし、子どもの出生日と出生地を市に伝えるよう求めた。
 蓮田院長は「出生届を提出しないことが赤ちゃんの不利益につながらないなら、方針を撤回して出さない」と述べた。今後の手続きについては市と協議する方針。 (C)時事通信社