東京都は10日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開いた。専門家は、感染拡大のスピードは鈍化しつつあるものの、高齢者施設の集団感染が相次ぎ、保育所・幼稚園の休園や小学校の休校が増加していると指摘。入院または宿泊施設・自宅で療養している陽性者は、都民の80人に1人に達しており、「社会機能の低下が深刻になりつつある」と警戒を促した。
 9日時点で入院患者のうち、70代以上の割合は55.0%を占め、重症化リスクの高い高齢者の比率が拡大。7日までの1週間の新規感染者では、10歳未満の割合が14.8%と、4週連続で増加し、「保育所・幼稚園や学校生活での感染防止対策徹底が求められる」とした。
 また、医療従事者が感染したり、濃厚接触者になったりすることで、病床に空きがあってもマンパワー不足のため患者の受け入れが困難になる医療機関が増加していると報告された。 (C)時事通信社