不眠症の人などに処方される睡眠導入剤「トリアゾラム」の原薬について、輸入した模造品を販売したとして、警視庁は17日までに、医薬品医療機器法違反容疑で、医薬品卸売会社「ライフ・エヌ・ピー」(東京都千代田区鍛冶町)元副社長の舩木肇容疑者(51)=港区六本木=ら3人を逮捕した。法人としての同社も同日、書類送検。認否は明らかにしていない。
 同庁生活環境課は、同社が2019年に少なくとも1億円分を製薬会社に販売したとみて調べる。品質に問題はなく、これを使ったトリアゾラムで健康被害も確認されていない。
 逮捕容疑は同年7月、トリアゾラムの原薬の模造品を輸入し、製薬会社に計約5300万円で販売した疑い。
 同課によると、国内の原薬調達先が同年1月に製造を中止。舩木容疑者らは製薬会社へ納入を続けるため、韓国の製造所に成分が同じ模造品を作らせ、輸入するようになったという。 (C)時事通信社