厚生労働省は18日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した網膜の細胞をひも状にし、目の病気の患者に移植する神戸市立神戸アイセンター病院の臨床研究計画を了承したと発表した。ひも状にすることで、液体状にした従来の方法よりも細胞が定着しやすくなるという。
 対象となるのは、視力低下などがあり「網膜変性疾患」と診断された20歳以上の男女で移植目標は50人。観察期間は4年で、有効性や安全性を調べる。17日夜にあった厚労省専門部会で審議され、認められた。
 同病院はiPS細胞から作製した網膜の細胞を含んだ液体の移植手術を実施している。ひも状に加工して移植することで、定着しやすい効果が期待できるという。 (C)時事通信社