昨年(2021年)11月から続けられてきた来年度(2022年度)の専攻医採用が終了した。本日(2月21日)、日本専門医機構はウェブで記者会見を開き、同機構理事長の寺本民生氏は、同日時点で来年度の専門医研修における専攻医数は9,519人に上り、昨年比で微増する見込みであると発表した。会見では診療科別の専攻医数も報告されたが、昨年度と比べ大きな増減が生じる科は見られなかった(関連記事「来年度の専門医研修、約9,200人を採用」)。

内科、外科の微減に憂慮

 今回基本領域で採用された専攻医のうち、カリキュラム制(単位制)の選択者は250人、勤務地域が限定される地域枠該当者は52人、ダブルボード(基本領域の専門医資格を取得した上で別の基本領域の専門医資格を取得すること)を志向する者は124人であることも明らかになった。

 また、昨年度に定員割れの26人にとどまった臨床研究医コースの応募者は、今年度も定員割れの18人だった。この点について、寺本氏は「残念な状況であり、今後原因を究明する必要がある」と述べた。

 さらに、診療科別専攻医数に関しては、昨年度と比べ全体的に大きな増減は見られなかったものの、主要診療科である内科および外科の占める割合(内科:2,931人で全体の30.849%、外科:852人で8.967%)が、昨年度と比べ微減した。こうした結果を受け、同氏は「診療科の偏在が問題となっている現状に鑑みると、重く受け止めなければならない」と問題視した。

※編集部注:各数値は2022年2月21日会見時のもので、今後辞退者などにより変動する可能性がある

(陶山慎晃)