【ニューヨーク時事】日本固有の魚、ハマチ。その魅力を海外にも広めるため、このほどニューヨークとロサンゼルスの一部のレストランで、ハマチを使ったオリジナル料理が提供された。これまでも日本料理店を中心に取り扱われてきたが、食べ方はすしや刺し身が大半。濃厚な味わいを生かした新たなレシピを提案することで、輸出拡大を目指す。
 日本貿易振興機構(ジェトロ)に設置された「日本食品海外プロモーションセンター」に協力したレストラン計10店で、ハマチを使ったオリジナル料理が1月下旬から2月末にかけて提供された。
 和食とペルー料理を融合させたメニューが売りの「リャマサン」(ニューヨーク)では、生魚を使ったペルー料理「ティラディート」でハマチを活用。シェフのエリック・ラミレスさんは「歯応えや際立った味」がハマチの特長と話し、泡立てた抹茶やウニと共に複雑な味わいと食感が楽しめる一品を考案した。価格は28ドル(約3200円)。
 同センターによれば、米国はハマチの主要輸出先。近年、輸出額・数量ともに伸び、2019年の対米輸出額は159億円だったが、20年はコロナ禍で前年比約4割減となった。米国の外食産業の売り上げは回復基調にあり、新たな食べ方の提案で、ハマチの取り扱い拡大につなげたい考えだ。 (C)時事通信社