【ワシントン時事】バイデン米大統領は1日、連邦議会の上下両院合同会議で初の一般教書演説を行った。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアのプーチン大統領を「独裁者だ」と非難した上で、「米国はウクライナの人々と共にある」と連帯を表明。国際秩序が危機に直面する中、民主主義諸国が結束して立ち向かうよう国内外に訴えた。
 内政面の重点施策に時間を割くことが多い一般教書演説だが、バイデン氏は午後9時(日本時間2日午前11時)すぎに始まった演説の冒頭から、ウクライナ侵攻に言及。世界平和を擁護する指導者としての姿を強調した。
 バイデン氏は「プーチン氏は自由な世界の基盤を揺さぶり、世界を屈服させようとして、大きな計算違いを犯した」と述べ、強力な制裁発動に踏み切った米欧の決意を見誤っていたと指摘。米欧と日本などは一致してロシアの責任を追及して代償を払わせており、「プーチン氏はかつてないほど世界から孤立している」と語った。
 さらに「専制主義との闘い」で民主主義は勢いを増しており、「世界は明らかに平和と安全を選びつつある」と訴えた。徹底抗戦を続けるウクライナ国民については「その勇気と決意で世界を奮い立たせた」と称賛。「ウクライナでは誰もが祖国を守る兵士だ」とも話し、議場に招待したマルカロワ駐米ウクライナ大使を紹介した。 (C)時事通信社