新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織の会合が9日開かれ、オミクロン株の別系統「BA.2」の割合が5月には全体の98%に広がり、ほぼ置き換わるとの予測が示された。BA.2は感染力が強いとされ、置き換わりによる感染再拡大が懸念されている。
 民間検査機関に集められた検体に占めるBA.2の割合を基に、国立感染症研究所が今後の置き換わりを推定した。最終的に全てのウイルスがBA.2になることを前提にすると、BA.2が4月の第1週には78%、5月第1週には98%を占めると予測できるという。
 西浦博京都大教授らも、東京都が独自に行うPCR検査結果を基に分析。4月1日時点でBA.2が占める割合は66%と予想した。西浦氏らはさらに、BA.2は従来のBA.1よりも感染力が26%強く、感染者から別の人にうつるまでの期間「世代時間」は15%短いとしている。 (C)時事通信社